Sunday, December 1, 2013

J・B・パク、初Vがメジャー!終盤ピンチもボール投げで切り替え



2011年06月05日19時20分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 J・B・パク -6
2 丸山 大輔 -5
3 ブラッド・ケネディ -3
4 藤田 寛之 -2
J・チョイ -2
6 ハン・リー -1
キム・ヒョンテ -1
小泉 洋人 -1
9 塚田 好宣 0
10 P・シーハン +1


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メジャーの舞台で初優勝を挙げたJ・B・パク(撮影:上山敬太)








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日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 最終日>◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,317ヤード・パー71)

 国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の最終日。決勝ラウンドで爆発力を見せた韓国のJ・B・パクが逆転で優勝を飾った。

勝負どころのパットが…丸山大、1打及ばず2位フィニッシュ

 3日目に“65”を叩きだし2位タイからスタートしたパクは前半2つのパー5で確実にバーディを奪取。トーナメントリーダーの山下和宏が失速するのを横目に安定したプレーを見せ単独首位でバックナインに入る。同組の丸山大輔と1打差で迎えた13番では8メートル、さらに14番でも8メートルのロングパットを沈め、混戦から抜け出すと、15番パー5でも2オンに成功しバーディ。この時点で2位とは4ストロークの差がついた。

 しかし、難コース宍戸は簡単には逃げ切りを許さない。16番で丸山がバーディを奪い3打差。さらに、17番ではティショットを左に曲げると、セカンドは池越えを断念してレイアップ。3打目でグリーンをとらえるも、そこから3パットでダブルボギーとしてしまう。この時点で1打差。ここでパクが意外な行動にでる。カップから拾い上げたボールを池に投げ込み次のティグラウンドへ。誰の目にもイラだっているように見えた。

 しかし、当のパクはいたって冷静だった。「次のホールに行くために、忘れようという意味でやりました。怒っていたわけではありません」ボール投げは一種の切り替えの“儀式”。これで前を向くと、18番は目の覚めるようなティショットでフェアウェイをとらえてみせる。セカンドはグリーン奥にわずかにこぼしたものの、きっちり寄せパー。隙を見せることなく丸山を振り切りツアー初優勝を挙げた。

 パクは99年にプロ入りし韓国ツアーに参戦。しかし、泣かず飛ばずで韓国ツアーでも未勝利で、賞金ランキングもキャリアハイは09年の17位だった。それでも、10年から日本ツアーに参戦し「ミズノオープンよみうりクラシック」3位、「ブリヂストンオープン」3位などで賞金シードを確定させると、2年目にしてビッグタイトル。これで5年シード、そして「WGC-ブリヂストン招待」への出場権を手にした。

 優勝争いの中にあっても落ち着きをみせていたプレー中とは裏腹に、普段は明るく、周りに冗談を言って笑わせるムードメーカー。将来は米ツアーを志す“少女時代”好きの29歳は「本当に嬉しいです」とつたない日本語で喜びをあらわし最高の笑顔を見せた。

【最終結果】
優勝:J・B・パク(-6)
2位:丸山大輔(-5)
3位:ブラッド・ケネディ(-3)
4位T:藤田寛之(-2)
4位T:J・チョイ(-2)
6位T:ハン・リー(-1)
6位T:H・T・キム(-1)
6位T:小泉洋人(-1)
9位:塚田好宣(E)
10位T:宮本勝昌(+1)他4名

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